第6回加西能は5月4日 こども狂言塾生が稽古の成果を発表

文化・歴史

新作狂言「根日女」を演じる加西市こども狂言塾の児童たち

「播磨国風土記」に記される根日女物語を題材に、ふるさとの新しい文化を継承しようと稽古に励んできた「加西市こども狂言塾」の塾生たちが出演する「第6回加西能」が5月4日、同市古坂の市民会館文化ホールで開催される。
こども狂言塾は、子どもたちの感性を養い人間性を高め、播磨の歴史や伝統文化に触れる機会を創出しようと2014年から始まった取り組み。オーディションで選ばれた播磨地域在住の小学3~5年の児童らが狂言師の野村萬斎さんやプロの能楽師の指導のもと1年にわたって稽古を積み、毎年初夏の公演でその集大成を披露している。演目の新作狂言「根日女」は、萬斎さんの演出による。

今年の公演も2部構成で、1部は15時から塾生による「根日女」、2部は16時半から萬斎さんや観世銕之丞さんらが演じる狂言「樋の酒(ひのさけ)」と能「三輪」。1部は全席自由で鑑賞無料、2部は全席指定で一般前売3500円(当日500円増)、高校生以下500円。問い合わせは℡0790・43・0160。

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