日本百景、赤穂御崎にある「かんぽの宿赤穂」(赤穂市御崎)が、7月1日から「亀の井ホテル赤穂」に生まれ変わる。
手掛けるのは、宿泊施設管理・運営のマイステイズ・ホテル・マネジメント(東京都)。亀の井ホテルは、別府観光の父と言われた油屋熊八が1924年に開業し、同社が2015年から運営している「別府亀の井ホテル」に由来する。
「かんぽの宿」は日本郵政グループの宿泊事業だったが、恒常的な赤字体質や新型コロナによる経営悪化のため32施設を売却。そのうち29施設を同社が継承し、温泉ホテル「亀の井ホテル」としてリブランドしている。
ファミリーからシニア層まで幅広い世代を対象に〝心に残るおもてなし〟を掲げてサービス提供。宿泊料金の平均価格帯は1人1泊11000円~2万円。
亀の井赤穂は、全室バルコニー付のオーシャンビューと海鮮料理が自慢。赤穂塩のソルトサウナや瀬戸内の景観と一体化したインフィニティ露天風呂、最上階のクラブフロア、半露天風呂が付いた客室を昨年リニューアルしたばかり。加えて来年2月頃までにはロビーやレストラン、一部の客室を大幅にリニューアルするという。 既存の「かんぽの宿メンバーズカード会員サービス」が引き続き利用でき、全国の亀の井ホテルを定額で利用できる「泊まり放題プラン」も開始する。℡0791・43・7501。