戦国大名脇坂氏が龍野に入封してから350年の節目を記念した全4回の特別講演会が、兵庫県たつの市内で今秋開かれる。10月15日から龍野歴史文化資料館(同市龍野町)で開催の特別展「脇坂家 大名への道」にて展示される脇坂家の資料と絡めながら、戦国から江戸時代の歴史背景を紹介する。
聴講無料で各回先着50人。同資料館の電話(0791-63-0907)かメール(rekishi@city.tatsuno.lg.jp)で8月13日から受け付けを始める。詳細は次の通り(いずれも13時半~)。
▽「羽柴秀吉と播磨・但馬・淡路」検地や家臣団の知行替えなどを通して兵庫県における秀吉政権の成立過程を詳述(10月23日、ゐの劇場、前田徹県立歴史博物館学芸員)
▽「近江の戦国武将と脇坂安治」脇坂安治はじめ近江出身の戦国武将を紹介(10月30日、同、福井智英長浜城歴史博物館長)
▽「画家たちの桃山時代~長谷川等伯と狩野永徳~」脇坂安治が建立した妙心寺隣華院の山水図襖を同時期の絵画資料とともに解説(11月13日、市役所多目的ホール、福士雄也京都国立博物館研究員)
▽「激戦!大坂の陣とその後の西国」小笠原氏や本多氏など夏の陣で討ち死にした播磨ゆかりの譜代大名やその後の摂津・播磨地域を解説(11月27日、同、宮本裕次大阪城天守閣館長)