駅弁老舗のまねき食品(兵庫県姫路市北条、竹田典高社長)が、冷凍の棒寿司を発売した。同社は「コロナ禍なので自宅で美味しいものを」と冷凍商品に着目、2020年から冷凍弁当の販売を開始。21年からは、冷凍食品の新価値を発信する『フローズンエコノミーラボ』に参加するなど、冷凍商品の開発に力を入れている。
各地の名物が詰まった弁当「旅気分セット6食入り」(7700円)や、ビフテキのカワムラ(神戸市)と共同開発した「ビフテキのカワムラ神戸牛ステーキ弁当」(3800円)などに続く冷凍棒寿司は、姫路名物の穴子を使用した「煮穴子」(1404円)、静岡県のブランド鱒「紅富士」を使用した「紅鱒」(1188円)、瀬戸内の鯛を使用した「真鯛」(1080円)の3種類。いずれも厳選した食材を用い、酢飯は解凍しても風味や食感が損なわれないよう、試作を繰り返したという。
「一般的な冷凍寿司は電子レンジで解凍するものが多く、素材に熱が通って風味が損なわれてしまうが、この棒寿司はゆっくりと自然解凍させるので、従来の風味や食感が維持される。できたての味を楽しんでほしい」と担当者。同社受注センター(℡079・224・0251)や同ドライブスルー、まねき白龍城店、マネキダイニング天理PA上り店で販売中。今後はオンラインショップでも販売する予定。