徳川家康の孫娘・千姫にスポットを当て、姫路との関わりや足跡を紹介する「姫路ゆかりの千姫フェスタ」が、10月23日14時半~17時まで姫路市神屋町のアクリエひめじ中ホールで開催される。
幼年期から政略に翻弄された千姫だが、本多忠刻に再嫁し姫路城で暮らした歳月は、束の間の穏やかな日々だったと伝えられている。姫路市は、華やかな生い立ちと波乱に富んだ生涯の千姫をNHK大河ドラマの主人公にしようと、茨城県常総市、三重県桑名市とともに「大河ドラマ『千姫』誘致の会」を2021年10月に設立、誘致活動に取り組んでいる。
プログラムは、市民団体「姫路千姫顕彰会」によるフォーラムで開会。同会の黒田美江子会長による活動報告の後、書写山圓教寺の大樹玄承住職が「圓教寺と本多家」と題して講演し、千姫に思いを馳せる箏や尺八の演奏会が続く。
16時から「姫路と千姫 その波乱の生涯に迫る」をテーマにトークセッション。歴史マニアの一面もあるタレント松村邦洋さんと黒田会長、フリーアナウンサー八木早希さんが千姫づくしの討論を繰り広げる。
定員300人で申し込み多数の時は抽選、参加無料。往復はがきに郵便番号、住所、参加者全員(1通につき2人まで)の名前(ふりがな)、年齢、電話番号、「姫路ゆかりの千姫フェスタ観覧希望」と記入し、姫路市観光課千姫フェスタ担当(〒670-8501 同市安田4─1)へ9月30日までに申し込む。
また、10月16日から10月23日まで、アクリエ4階会議室で「大河ドラマ・ゆかりの地にみる千姫展」も開催(10時~17時、最終日は16時)。大河ドラマで使用された千姫の衣装や出演シーンをまとめたパネルを展示する。