姫路市とJR西日本は、来年1月からJR山陽本線の英賀保駅(同市飾磨区山崎)で北改札口と自由通路の新設工事にかかる。南北経路のバリアフリー化による利便性・安全性の向上と、駅北側からのアクセス性向上を目指す。
昨年10月に両者が締結を結び、詳細設計を進めていた。北改札口には券売機1基と自動改札機2基を設置、自由通路は幅員4メートル、延長約40メートルで、自転車も搭載可能な大型エレベーターを南北に各1基整備する。
デザイン面では、北に望む苫編山から「苫葺き」に着想を得た外壁ルーバーや、南北の市街地・駅前広場中心へ向けた現代的なガラスカーテンウォールにより、今と昔、北と南のつながりを感じられる外観にするという。
事業費は、北改札口が約3億6千万円、自由通路整備は約17億3千万円の計約21億円。
2025年春の供用開始を目指し、まずは既設の跨線橋に仮設階段を設置した上で北改札口と自由通路の本体工事を進める。供用開始後に不要となる現存の跨線橋を撤去し、26年3月に完了する予定。