勤労者の暮らしや労働条件の改善、雇用の確保に取り組む「連合兵庫」で中・西播磨を束ねる西部地域協議会が11月26日、向こう1年間の活動方針を決める定期総会を相生市内で開いた。役員と代議員約150人が集まった。
連合兵庫の福永明会長、相生市の谷口芳紀市長、西部地協の支援でこのほど初当選した太子町の沖汐町長など、3年ぶりに来賓を招いての実施。
開会挨拶した天川隆幸議長は、今期の重点活動項目に▽労働組合組織率(兵庫19.5%、全国16.9%)の一層の拡大▽2023年春闘での賃上げ獲得▽統一地方選での勝利─の3点を提起した。
このうち統一地方選に関しては「どの選挙も日本維新の会から候補者が出て相当厳しくなる」と見通しを解説。先ごろ再選を目指す意向を表明した姫路市の清元秀泰市長にも触れ、「市民、働く者の目線に立った政治活動を進める2期目の挑戦を全力で応援していきたい」と宣言、さらに「維新の首長の下で、働く者や生活者本位の政治が進むとは思えない。しっかりと目を凝らして本物と偽物を見分けていかなければならない」と維新推薦候補との対決姿勢を露わにした。
この後、西部地協が推薦・支持する候補者全員の当選に向け総力を挙げて戦い抜くことを誓う必勝決議を全員の拍手で採択。壇上に上がった各選挙の候補者は、「働く者の声が県政に届くか届かないか、私自身も当落を賭けた厳しい戦いになる」(竹内英明県議=姫路市選出)、「人口減少地域で活力をいかに生み出すかが私の政治課題。公共交通の維持に力を尽くしたい」(上野英一県議=神崎郡選出)、「議員生活最後の総仕上げとなる選挙。全力で頑張る」(蔭山敏明姫路市議)などと支援を訴えた。