昨秋の総選挙に小選挙区では次点に泣くも、比例復活で初当選を果たした日本維新の会の住吉寛紀代議士(37)が、統一地方選をにらんで11月27日、「国政報告会&姫路維新の会決起大会」と称して姫路市民会館で集会を開いた。
片山大介参院議員、10区・掘井健智、12区・池畑浩太朗両衆院議員が来援したほか、姫路の市長選に立候補する元財務官僚・榑谷健太郎氏(党推薦)や県議選に立つ元姫路市副市長・飯島義雄氏(党公認)、同市議選の現職、新人候補予定者が壇上に並び、支持者約400人とともに気勢を上げた。
衆参議員の応援スピーチを受けてマイク前に立った住吉氏は、1年生議員ながら財務金融委員会理事として予算審議で質問に立つなど一線で活動していることを誇示。また、岸田政権に対して「この大きな荒波を乗り越える勇気と決断力、ビジョンがない」と批判し、続けて「次の衆院選で野党第一党、その次は政権を取る。そのためには小選挙区で勝たねばならない」と闘志をみなぎらせた。また、地元活性化の話題の中で、「大阪府の吉村洋文、兵庫県の齋藤元彦両知事と連携しながら姫路港の海上ルートを構築したい」と関西有権者の間で人気の高い両知事との関係性を強調し、地方議会での党の存在感もアピールした。
国政報告の後は、各選挙の候補者が一人ずつ自己紹介。榑谷氏は子育て・教育施策や中央卸売市場跡地の活用方法などで現市政を批判し、「姫路を良くするために人生をかけて取り組んでいきたい。どうか力を」と訴えていた。