建材販売・施工と産業システム開発の「姫路エービーシー商会」(姫路市城北新町、小原竜夫社長)が創業60周年を迎え、2月2日、ホテル日航姫路で感謝の集いを開いた。
同社は1964年に建材のトップブランド、エービーシー商会(東京都)の総合代理店として小原社長の父が設立、当初から東京五輪景気に乗って業容を拡大していった。建材オンリーから、1995年にはソフトウェア会社勤務を経て入社した小原社長がコンピューター機器やFAシステムの設計開発部門を立ち上げ、2本目の柱に育て上げている。
集いには取引先や金融機関など約180人が参加し、来賓の尾上広和グローリー会長や東川茂樹エービーシー商会社長らが「現状に満足せず、次の新しい柱へチャレンジを」「100年企業を目指してともに進もう」などと激励。小原社長は、1967年の台風による浸水被害や1995年の阪神淡路大震災にまつわる苦労話を織り交ぜながら、「年間1千件の現場をこなせる社員の団結力が一番の強み。取引先とともに今後も時代をリードする新しいビジネスモデルを構築していきたい」と事業の発展を誓った。