国際クルーズ客船「オイローパ」と「ウエステルダム」が3月中旬、立て続けに姫路港へ寄港、記念の歓迎行事が行われる。埠頭には観覧エリアも設け、一般の観客も間近に豪華客船を見ることができる。
「オイローパ」はマルタ船籍のラグジュアリークラス小型船。全長198.6メートル、総トン数28,890トン、乗客定員約400人で、204室ある客室は全てスイート仕様のオーシャンビュー。姫路港には2005年、2017年に続き3回目の入港となる。
「ウエステルダム」はオランダ船籍のプレミアムクラス中型船で、全長285メートル、総トン数82,886トン、乗客定員約2000人。芸術的な内装は「洋上の美術館」と呼ばれるほどで、船内では三つ星レストランの料理長監修の料理が味わえる。今年2月に姫路港に初入港したのに続き、早くも2回目の入港を果たす。
「オイローパ」は3月12日、「ウエステルダム」は13日のいずれも早朝6時に飾磨岸壁へ着岸の予定。両日とも17時半~18時に太鼓演奏やご当地キャラクターたちのセレモニーが行われ、港を歓迎ムード一色に染め上げる。また埠頭では、乗客向けに観光案内ブース、土産店を設置するほか、13日は、えきそばや弁当、明石焼きのキッチンカーの出店も。一般観覧エリアでは9時から18時まで観覧できる。
なお、「オイローパ」は13日深夜1時に次の目的地の宇野港(岡山県)を目指して離岸、「ウエステルダム」は14日深夜2時に大阪港へと旅立つことになっている。