姫路市は、5月から始まる市民教養講座(歴史)の受講生を募集している。専門の講師を迎えて毎年開講しているもので、様々な時代の人々の在り方、文化や伝統を通して日本の歴史を学ぶ。
A「2024信仰と美術、そして人」、B「近世の天皇と朝廷」、C「平安・鎌倉時代の女性群像」、D「絵巻物の世界」の4コースで、それぞれ12月まで毎月1回(10時〜11時半)、計8回開く。定員各500人、受講料は年間4千円。
希望者は、専用フォーム(https://www.city.himeji.lg.jp/bousai/0000025675.html)、はがき(〒670-8501姫路市安田4-1市生涯学習課歴史講座担当宛)、メール(kyo-kouza@city.himeji.lg.jp)のいずれかに、希望コース、住所、名前(ふりがな)、電話番号を記載し、3月15日までに申し込む。2つ以上受講したい場合は、希望の全コースを要記入。申し込み多数の場合は市民優先で抽選する。市生涯学習課(電話079-221-2784)。
各コースの概要は次の通り。
◇信仰と美術、そして人(西山厚・奈良国立博物館名誉館員)
時代の枠を取り払い、信仰と美術、その向こうにある人の営みについて語る。
◇近世の天皇と朝廷(笠谷和比古・国際日本文化研究センター名誉教授)
信長・秀吉の時代から明治維新までの天皇と朝廷の役割を探る。権力も財力もない天皇と朝廷が300年近く存続できた理由を考える。
◇平安・鎌倉時代の女性群像(上横手雅敬・京都大名誉教授ほか)
平安から鎌倉時代にかけて大きな役割を果たした女性たちについて考察。
◇絵巻物の世界(西山克・京都教育大名誉教授)
中世の8作品を選び、その奥深さを知る。