【姫路市】姫路城では初開催 国宝五城で床磨き奉仕

文化・歴史

 お城と地域への愛着を育み、貴重な文化財を守り伝えていく機運を醸成しようと、姫路市民に姫路城大天守の床を雑巾がけしてもらう初めての奉仕行事が8月17日に開催されることになった。国宝五城(姫路・松江・彦根・犬山・松本)の魅力発信も兼ね、五城で大々的に同時実施される。
 もとは松本城が古くから定期的に単独実施している行事で、松本城は昨年8月に犬山、松江両城とともに世界遺産登録を目指す活動の一環で初めて同時実施している。このことを直後の9月に開催された「お城EXPO in 姫路」の五城サミットで紹介したところ、清元秀泰姫路市長も大いに賛同したことから、五城揃い踏みで実現することになった。

松本城が実施している床磨き行事の様子

 姫路城では親子10組20人を募集し、朝7時45分から刑部神社を祀る大天守最上階(6階)で行われる。1時間前に集合し、終了は8時頃の予定。記念撮影後は城を下り、記念品を受け取って解散する。
 対象は小学生とその保護者のペアで、参加は無料。市ホームページの専用フォームから7月19日までに申し込む。申込者が多数の場合は抽選して決める。
 床磨きで使用する雑巾と軍手は市が用意するので、参加者は飲料水と汗拭きタオルを持参のこと。問い合わせは同市観光コンベンション室(電話079-221-2064)。

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