当 3,583 津田 義和 70 無新
1,971 北川 新也 62 無新
905 前川 好文 71 無新
現職勇退で新人3人が争った市川町長選は8月6日に投開票され、元町議の津田義和氏(70)=自民推薦が初当選した。
津田氏は4年前の前回に続いて2回目となる挑戦。現職と一騎打ちした前回は得票率47%の500票差に苦杯をなめたが、今回は自民と維新の地元選出両国会議員や労組系県議、隣接の神河、福崎両町長などのバックアップを受け、得票率を55%に伸ばした。
選挙戦は、急速に高齢化が進む町で猛暑日の中に行われたとあって、論戦も低調。知名度に勝る津田氏が序盤から優勢を保ち、他候補は最後まで劣勢を挽回できなかった。投票率は前回を0.68ポイント下回って68.99%と過去最低を更新した。
開票当日、投票締切とほぼ同時の当確報道が出され、急いで事務所に到着した津田氏は、「4年前から支え続けてくれた皆さんのおかげ」と何度もお礼。最大の課題である少子高齢化に対しては、買物・通院支援バスの充実、企業団地開発による雇用の確保、農地と空き家の活用、スポーツクラブ運営の広域化などを列挙し、「財政は厳しいが、国、県の支援を受けながら実現へ努力したい」と述べ、町政の立て直しを誓った。
また、同時に行われた町議選は、定数12に対して14人が争い、現職5人全員、維新とれいわ各1人を含む新人7人が当選を決めた。