JRのローカル線「姫新線」の姫路-上月駅間で年間300 万人の乗客維持を目指し、沿線で多彩な催しを展開している姫新線利用促進・活性化同盟会(事務局=たつの市)が3月22 日、「姫新線で行く!皆田(かいた)和紙 紙すき体験&早春の上月(こうづき)城ハイキング」を開催する。
皆田和紙は、1475年に奈良の興福寺で使用されたという記録があるほど歴史が古い和紙で、佐用町皆田地区を中心に昭和ごろまで製造されていた。現在は地元有志の保存会が中心となって伝統技術を伝承しており、兵庫県のSDGs体験型地域プログラム「ひょうごフィールドパビリオン」にも認定されている。
当日は姫新線に乗って9時30分に上月駅前で集合し、上月歴史資料館まで徒歩で移動。山中鹿助の奮戦で知られる上月城を山城ガイドの歴史解説付きで約90分ハイキングし、11時過ぎから皆田和紙の紙すきとオリジナルうちわ作りを体験してもらう。終了時間は12時30分の予定で、上月駅まで歩いて解散する。
参加無料(乗車駅と上月駅間の乗車券は各自で購入)、定員20人(応募者多数の場合は抽選で決定)。専用フォームから(https://forms.office.com/r/5MtsDkZZZ8)にアクセスし、3月17日までに申し込む。戦国時代に織田氏と毛利氏の戦いの最前線となった有名な山城へ、春の息吹と歴史ロマンを感じに出かけよう。問い合わせは 西播磨県民局総務防災課(電話0791-58-2112)。