姫路のまちに福とどけ 3年振りに総社で「宝恵駕籠行列」

文化・歴史

2019年に催行された謡囃子

 播磨国総社(姫路市総社本町)は、1月14日から16日まで催行する初えびす祭に合わせて15日、「宝恵駕籠」「にわか」「謡囃子」の行列を3年振りに行うことにした。今年一年の安寧と繁栄を願って姫路の中心市街地にある商店街を賑やかに練り歩き、街中に福を届ける。
 朝10時45分に福娘を載せた駕籠が総社を出発、20年に一度の大祭で現れる「三ツ山」の模型、大天狗面の曳きものとともに、珍しい南蛮衣装をまとった行列「にわか」や、色鮮やかな着物と白丁(はくちょう)と呼ぶ白い衣装に身を包んだ一行が「三ツ山踊り」を踊りながら練り歩く「謡囃子」が続く。
 経路は国道2号線から南下して、二階町、西二階町、大手前通りを抜けて姫路駅前まで。駅前キャッスルガーデンに設置された特設舞台では13時半からセレモニーを行い、鏡開きや舞の披露も。ご当地アイドルKRD8のライブなどステージパフォーマンスで催しが最高潮に達すると、行列はみゆき通りや本町通りを北上して帰路に着く。

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