開館40周年の節目となる4月8日にリニューアルオープンした兵庫県立歴史博物館(姫路市本町68)で、落語家・桂米團治師の記念講演会が5月25日14時~15時半に開催される。
同館は、1981年の神戸ポートアイランド博覧会に兵庫県が出展したパビリオン「兵庫縣館」を引き継ぐ形で、83年4月1日、特別史跡・姫路城跡内北東の位置に開館したのが始まり。誘致にあたっては、姫路市民が署名活動を活発に行った経緯がある。
過去に2度のリニューアルを行うも施設の老朽化が目立ってきたことから、今回の改修では耐震化や照明のLED化のほか、新たにライトアップ設備や「城見ラウンジ」などを整備。フリーWi-Fiを完備し、案内サインと導線の見直しを図るなどユニバーサルデザインの観点も取り入れた。
講演会は米團治師と同館長の藪田貫氏が、姫路市出身の落語家で米團治師の父、故桂米朝師について語る。定員は、講堂での聴講とロビーでのライブ中継各100人で、応募多数時は抽選。往復はがき(講演会名、郵便番号、住所、名前、電話番号、友の会会員は会員番号を記載)または同館ホームページ(https://rekihaku.pref.hyogo.lg.jp)から、5月2日までに申し込む。