童謡「赤とんぼ」の作詩者三木露風の生誕地たつの市で、「第40回三木露風賞 新しい童謡コンクール」の作品公募が始まった。
同市が児童文化の風土づくりに向けて1984年に「童謡の里宣言」をして以来、童謡の振興と世代を超えて歌い継がれる新しい童謡の創造を目指して同市や童謡の里龍野文化振興財団などが共同実施している事業。入賞作品は日本童謡協会所属の作曲家が曲を付けてくれるとあって、毎年5千作を超える力作を集めている。これまでに発信された新しい童謡は106曲を数え、多くが全国の童謡祭などで愛唱されているという。
今回もプロ、アマ、年齢、国籍を問わず、未発表のオリジナル詩(1人3編以内)を「童謡の日」である7月1日まで受け付け。応募は400字詰め原稿用紙(A4判)に縦書きし、裏面に郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、生年月日、職業、電話番号を書いて、赤とんぼ文化ホール内の同財団(〒679-4167同市龍野町富永)へ郵送する。1編につき審査料1千円が必要(高校生以下は無料)で、応募の際に郵便振替用紙で振り込み。
選考会で最優秀賞1編(賞金50万円)、優秀賞1編(同20万円)、三木露風賞第40回記念特別賞1編(同3万円)、佳作2編(同各3万円)、龍野青年会議所賞1編(同5万円)、たつの赤とんぼライオンズクラブ賞1編(同3万円)などを決め、10月20日に入賞作品の朗読と委嘱曲の発表会を行う。問い合わせは同財団(電話0791-63-1888)。