西兵庫信用金庫(兵庫県宍粟市山崎町)はこのほど、支店を置く地域にある6公立病院に車椅子を寄贈した。SDGs活動の一環。
同金庫は昨年11月から2カ月間の期間限定で「にししんSDGs定期預金」を取り扱った。この定期預金は、アプリ通帳と通帳式の採用で紙資源を削減し、さらに同金庫の負担(利息額の2分の1相当分)で営業エリア内の公立医療機関に車椅子を贈ることにしたのが特色。
今回、その結果として129万円で計40台の車椅子を購入。宍粟総合病院に9台、たつの、相生、高砂市民病院に各7台、加古川中央市民病院と県立はりま姫路総合医療センターに各5台を配分した。
2月15日には同金庫と宍粟総合病院の関係者らが宍粟市役所で寄贈式も実施。同金庫の桑垣喜一理事長が「今や人生100年時代、わずかだが地域医療に役立ててほしい」と目録を贈ると、老朽化のため3年後に新病院に移行する同病院の佐竹信祐院長は「気持ちに報いるため、職員一同、もうひと頑張りしたい」 と感謝を述べた。