和洋折衷の豪華なおせち料理。持ち帰り特典として名物「えきそば」をプレゼントする
おせちにも冷凍を取り入れていると聞く。
計画生産できるというメリットもある。半世紀以上おせちを扱ってきたので、1段から4段重ね、伝統的なものから和洋折衷、洋風などレパートリーが豊富に揃う。大晦日に店頭や特設会場でのお渡しや配達が基本だが、狭い商圏では頭打ちなので、昨年、実験的に全国へ冷凍販売してみたところ、200セットが売れて驚いた。
この年末年始はワクチン接種が進んでやっと帰省できるようになるはずなので、唐揚げやビーフシチュー、ワインに合うおつまみなどを詰めるなど、3世代が楽しめるセットメニューを増やした。EC(インターネット販売)の専用サイトを新たに立ち上げたので精力的にPRしていく。
冷凍食の固定概念が変わりそう。
変えていくためにも「フローズンエコノミーラボ」という〝冷凍〟に携わる企業のコンソーシアムに参加した。フードロスが課題になっており、社会貢献したいという思いもある。メンバーの若手起業家から沢山の刺激をもらってコロナ禍を乗り切りたい。今できることを精一杯やっていく。
プレミアム冷凍食ブームが来るかも。どんな展望を描く?
コロナ禍だけの一過性に終わらせたくない。定着すれば災害など有事の際にも重宝する。すぐ横にコンビニがあるのに、なぜ駅弁を買って頂けるのか、という原点も大事にしたい。それは冷凍食も同じで、付加価値を高めて消費者に喜んでもらえる商品開発に徹したい。
コロナの中、幸いにも従業員の頑張りによって様々な商品開発が進んできた。そういう意味では今後が楽しみ。当社の冷凍EC市場での売上は今は全体の1%程度にすぎないが、まずは10%に伸ばしたい。
まねき食品の竹田社長
まねき食品株式会社
姫路市北条953
TEL.079-224-0255
https://www.maneki-co.com
https://maneki-shop.net
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