西播磨の農林水産物で作った加工食品のコンテスト「西播磨フードセレクション2022」の受賞作品が決まった。今年で11回目。
18食品の応募の中から、美味しさやこだわり、安全・安心への取り組みといった観点から審査した結果、相生市在住の喜多マリコさんが主宰する料理教室Bon─Markの「播磨灘牡蠣ラスク」がグランプリに輝いた。
赤穂産の米粉や播磨灘で採れる牡蠣エキスなどを使用したラスクは、カリカリの食感と口の中いっぱいに広がる牡蠣の風味が特徴。そのままでも、色々な具材をトッピングしても楽しめ、子どものおやつやパーティーなど様々なシーンで利用できる点も評価された。あいおい情報ラウンジ(相生市本郷町)、道の駅あいおい白龍店(同市那波南本町)、Bon─Mark(同市相生)、クラテラスたつの(たつの市龍野町)などで販売している。
金賞には、赤穂産の米とみかんを使った杵つき餅「でーなんね餅(赤穂みかん)」(前川農産=赤穂市)、小麦粉を使用せず、地元の米粉や餅粉、野菜を使用し、カラフルに仕上げたフィナンシェ「グルテンフリー・ベジタブルフィナンシェ」(ささ営農=たつの市)、地元で採れた栗の渋皮煮を裏ごししたペーストと卵とで滑らかな口当たりに仕上げた「渋皮煮のプリン」(くりすチェスナッツ=たつの市)の3点が選ばれた。
このほど西播磨文化会館で表彰式を開き、受賞者に賞状や楯が贈られた。公式ホームページ(https://foodselection.jp)では、抽選で11人に西播磨のグルメ詰め合わせが当たるクイズとアンケートを来年2月28日まで実施中。
また、事務局の光都農林振興事務所では、小売店や飲食店などを対象にした商談会を来年1月31日(13時〜16時)に志んぐ荘(たつの市新宮町)で開催することを決定。これまでの受賞食品や西播磨の農産物などの出展ブースが設けられ、事前予約で商談にも応じるという。商談希望者は12月23日までに申込書に必要事項を記入してFAX(0791-58-2281)で申し込む。問い合わせは光都農林振興事務所(TEL0791-58-2194)。