加西の北条鉄道、「キハ40」導入の1周年感謝祭で「なまはげ列車」

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加西市の北条鉄道で運行されている「キハ40」

 かつて東北を走っていた1979年製の元国鉄車両「キハ40」が、兵庫県加西市のローカル線、北条鉄道に導入されてから今年3月で丸1年を迎える。これを記念し、同鉄道北条町駅で2月26日9時半~15時、感謝祭が開催される。
 メインイベントは、キハ40特別「なまはげ列車」。秋田県男鹿市から鬼の面を付けた「なまはげ」が昨年に引き続きやってきて、「わるいごはいねえ~が~(悪い子はいないか)」と迫力満点の雄叫びをあげてチビっ子たちを恐れ慄かせる。

秋田県男鹿市から本物の「なまはげ」がやってくる

 大晦日の夜に大声で叫びながら家々をまわる男鹿の「なまはげ」は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている伝統行事。地元では人々の怠け心を戒め、無病息災、五穀豊穣をもたらしてくれるとして大切に引き継がれている。
 列車の運行は10時6分、11時9分、13時9分発車の3便で、各便とも乗車無料で定員50人。参加希望者はwebサイト「かさい観光ナビ」から2月13日までに申し込む。1世帯4人まで申し込み可能(子どものいる世帯優先)。抽選結果は2月15日以降にメールで通知する。
 ほかにもDJのターザン山下さんらによるラジオの公開生放送(10時~12時25分)や加西名物あばれ太鼓の演奏披露、当日限定の駅弁、なまはげグッズとキハ40オリジナルグッズの販売などがあり、鉄道ファンだけでなく子どもから大人までアトラクション感覚で1日中楽しめるようになっている。
 加西市観光協会の担当者は「なまはげ列車の車内では東北弁やなまはげについてのミニ講座もあり、珍しい民話も聞けるので楽しみにしてほしい」と話している。問い合わせは同協会(TEL0790-49-8200)。

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