兵庫県たつの市新宮町新宮に残る弥生時代の集落跡「新宮宮内遺跡」(国指定史跡)で3月12日10時~14時、「新宮ふるさとまつり」が開催される。
縄文時代から平安時代の人々が生活を営んでいた形跡の残る遺跡。特に弥生時代中期に最も栄えたと考えられ、一帯からは同時期の竪穴式住居や墓、溝のほか、土器や石器が見つかっている。祭祀の際に用いられたと伝わる文銅形土製品の出土数は県内最多という。
史跡を保全・整備し、市民のふるさと意識を醸成しようと、竪穴式住居を復元し、古代体験などを楽しめる公園として再整備し、2017年に開園した。
ふるさとまつりは新型コロナ感染症の拡大前に企画されていたものの、延期が続いて、今回が初開催となる。
当日は子どもたちが歌やダンスを披露する「ムラの劇場」、火起こしや土器発掘の体験ができる「ムラの遊び場」、焼き菓子やドーナツ、唐揚げなど飲食コーナーや出店が並ぶ「ムラの食堂」の3つの弥生のムラが出現し、魅力溢れるイベントが満載。11時半~13時には、隣接地に完成した市北学校給食センター施設の内覧会も同時開催される。問い合わせは実行委員会(電話0791-75-0251)。