地域に130以上ある山城跡を活用した「西播磨山城復活プロジェクト」に取り組んでいる西播磨ツーリズム振興協議会と日本郵便がコラボレーションした記念切手シート「西播磨の山城へGo」が、4月1日から一般発売される。
この切手は、西播磨光都プラザ郵便局の松尾隆司局長が、「山城で西播磨の観光を盛り上げたい!」と記念切手シート作成を同協議会に打診したのがきっかけで誕生した。イメージキャラクター「山城3兄弟」の誕生1周年を記念した3月17日の先行販売では、限定100部が即日完売になったという。
シート上部には城郭研究家・木内内則(きうちただのり)さんが手掛けた利神城(佐用町)想像復原図が大きく描かれており、下部の山城3DCG画像は、城郭CGディレクターの本岡勇一さんが手掛けたもの。各切手には、ARアプリ「西播磨の山城へGO」の開発やイメージキャラクターの公募、御城印やロゴマーク作成など、プロジェクトのこれまでの歩みが一目で分かる内容があしらわれている。
84円切手(シールタイプ)10枚で1シート1330円。管内道の駅や観光案内所など12カ所で限定120部を販売する。
3月14日、西播磨県民局で行われた完成記念セレモニーでは、渡瀬康英県民局長が「雲を突き天に向かってそびえる利神城のように、この切手も天を越えて国内のみならず世界に届き、西播磨を知ってもらう一助になれば」と期待を込めてあいさつ。担当者は「今後、追加販売も視野に入れている」と話している。同県民局県民交流室(TEL.0791-58-2365)。