宍粟市役所が新しいローカルビジネスの創出を目指して昨年実施したアイデア審査会から生まれた新製品「酒樽サウナmu-su」の第1号が同市一宮町でお披露目された。
市産ヒノキで造った直径2.9メートル、高さ3メートルの独立型サウナ室。中央に配置したエストニア産の薪ストーブでサウナストーンを高温に熱し、水をかけて発生させた蒸気で発汗を促進する「ロウリュ」も楽しめる。
設置されたのは同町東河内を通る峠沿い。別荘跡を隠れ家リゾートとして整備中の不動産会社「すまいるホーム」(姫路市)が集客策の一環で購入したという。
mu-suを製作・販売するのは、開発者である地元ベンチャー「宍粟印」。同社は「日本酒発祥の地から生まれた製品。全国に増やして地元活性化に貢献したい」と話している。販売価格は約460万円。