人気キャラクターや仏像の精巧なフィギュアで知られる「海洋堂」とコラボレーションした特別展「海洋堂と博物館」が7月15日、姫路市本町の兵庫県立歴史博物館で開幕した。
歴博の開館40周年と姫路城世界遺産登録30周年を記念して企画したもので、海洋堂がまだ大阪の一模型店だった時代の作品から1980〜90年代のガレージキット、2000年代の食玩、最新のアクションフィギュアやカプセルフィギュアまで、海洋堂のあゆみを物語る作品を一堂に公開している。
海洋堂作品に見られる「日本文化」への志向を、妖怪や仏像、郷土玩具、浮世絵などといったジャンルに分け、歴博が所蔵する本物の歴史資料と対比して並べたというユニークな展示手法にも注目。
県内の芸術文化施設を無料開放する「ひょうごプレミアム芸術デー」の期間中ということで、開会式には斎藤元彦知事も駆けつけてPRした。
会期は9月3日まで。観覧料は大人1000円、大学生700円などで、高校生以下は無料。ただし、7月17日まではプレミアム芸術デーで、誰でも観覧無料になっている。