姫路城北東の野里商店街周辺で、恒例の「お夏清十郎まつり」が8月9日(15時〜20時)に開催される。主催はお夏・清十郎顕彰会、お夏清十郎まつり実行委員会。
約350年前、姫路で実際に起きたお夏と清十郎の身分違いの悲恋を偲んで毎年8月上旬に開催されている行事で、飲食を伴う本格的な開催は4年ぶり。
会場の慶雲寺(同市野里慶雲寺前町)で15時から人形浄瑠璃や紙芝居が行われ、16時から供養祭。また同寺南側の駐車場では16時半から地元住民による吹奏楽やダンスが披露されるほか、お城の女王が登場し、会場に華を添える。18時半頃からは、よさこい踊りで会場のボルテージを一気に盛り上げる。
野里商店街沿道にはグルメなどの夜店が多数出店。他府県からも客が押し寄せるという地元人気飲食店も出店するという。野里公民館ではお楽しみ抽選会(1回500円)や野里界隈やお夏清十郎まつりをPRするロゲットカード(全国統一観光スポットカード)の配布も行われる。
顕彰会事務局は「野里商店街は古民家が並び、昔の町並みが残っている姫路でも希少なエリア。心が休まるような雰囲気を堪能していただければ」と話している。