四季を通じて多彩な植物が楽しめる兵庫県立フラワーセンター(加西市豊倉町)で3月16日から4月30日、春恒例のチューリップまつりが開催される。
大温室フラワーホールで「春を告げる早咲きチューリップ展」(〜28日)、友愛の道で「チューリップ品種展」(30日〜4月21日)もある。
品種展では、富山県で開発された「なごり雪」「炎のダンス」「炎の恋」「乙女のドレス」といったユニークな名前の希少品種など160種約250鉢が勢揃いする。同センター担当者のイチオシは「なごり雪」で、八重の百合咲きという珍しい特徴を持ち、レモンイエローの美しい花を咲かせるだけでなく、茎がしっかりとしていて丈夫さも魅力という。
また、期間中はモデル庭園展示会(〜6月25日)、木立性ベゴニア展示(4月6日~6月2日)、サラセニア品種展示(4月20日~11月5日)があるほか、「春の寄せ植え教室」(3月17日、要予約)、「園内ガイドツアー」(4月6日、先着20人、要予約)、「写真講座~『みんなの写真展』展示への道~」(4月20日、要予約)といったイベントがあり、4月7日には琴の演奏会も行われる。
担当者は「様々な品種のチューリップだけでなく、株元で咲くほかの多彩な花々との組み合わせも楽しんでほしい。薄桃色で八重咲きのチューリップ『アンジェリケ』とネモフィラの組み合わせが特におすすめ」と来園を呼びかけている。 9時~17時(入園は16時半まで、期間中無休)。入園料は大人500円、高校生以下無料、70歳以上250円。電話0790-47-1182。