播州赤穂の国史跡、赤穂城内の赤穂大石神社(赤穂市上仮屋)で5月5日14時から餅つき行事「大石力餅」が行われる。
同神社は「忠臣蔵」の主人公・大石内蔵助ほか四十七義士を祀る神社で、内蔵助の屋敷跡に建つ。境内には大石邸長屋門と庭園が残るほか、内蔵助が所持した大小刀や吉良邸への討入りに使用した采配、血染めの軽袗(袴)など貴重な史料を展示する義士宝物殿もあり、見どころいっぱいの観光スポット。
「大石力餅」は、狩衣姿の神職が杵と臼でついた餅に巫女があんこやきなこをまぶし、参拝者に配るゴールデンウイークの恒例行事。当日は1,000人に餅を振る舞う予定で、子ども向けの餅つき体験会も準備している。また、GWの3〜5日は境内参道でキッチンカーやグルメの出店が並ぶ「元禄三の丸市」の開催も。同神社は「力餅を食べて参拝者の皆さんに力をつけてもらいたい」と話している。