西播磨地域の自然の恵みを用いた個性あふれる加工食品を選ぶ「西播磨フードセレクション2021」の受賞作品が決まった。兵庫県や地元市町などで構成する実行委員会が12年に始めたコンテストで、今年10回目。
応募のあった23食品を美味しさやこだわり、安全・安心への取り組みといった観点から審査した結果、宍粟市千種町の養鶏農家が作った「いまい農場のプリン」がグランプリを獲得した。県産米や宍粟産黒大豆などを配合した自家製飼料と日本名水百選にも選ばれる千種川の源流水で育った平飼い鶏の有精卵をたっぷりと使用した濃厚でトロトロな一品。きてーな宍粟(姫路市本町)、好きやde西播磨(神戸市中央区)、道の駅播磨いちのみや、同みなみ波賀で販売している(1個480円)。
金賞には、播磨灘の牡蠣を贅沢に使用し、牛乳を加えて温めるだけで本格的なチャウダーが楽しめる「牡蠣のチャウダー」(相生産業高校広報部ティピアス、相生市)、減農薬栽培のみかんをドライフルーツにした「MaMaReみかんドライフルーツ『おひさまのこども』」(浮田みかん園MaMaRe工房、赤穂市)、昆布やかつお節などを加えた風味醤油を塗って焼き上げたサクサク感たっぷりの「龍野むらさき焦がし醤油パイ」(大黒屋丹治、たつの市)、西はりま山椒と播磨の地酒が香る濃厚な味わいの「山椒のガトーショコラ~地酒の香り~」(イタリアンレストランPapa’s&Mama’s、太子町)の4点が選ばれた。
実行委では、過去の受賞食品を使った料理や食べている様子をインスタグラムに投稿すると抽選で20人にセレクション厳選詰め合わせセットが当たるキャンペーンも実施中。応募は公式インスタグラムアカウント「@nishiharimafoodselection」をフォローし、ハッシュタグで「フードセレクションのある食卓」と「商品名」を付けて1月末までに投稿すれば完了。当選するとインスタグラムにダイレクトメッセージが届き、2月中旬に賞品が発送される。問い合わせは光都農林振興事務所TEL.0791・58・2194。
グランプリに輝いた「いまい農場のプリン」