大相撲の地方巡業「播州赤穂場所」が12月11日、品川リフラ赤穂市民総合体育館(赤穂市加里屋)で開催されることが決まった。怪我などの事情がない限り横綱をはじめ十両以上の力士が全員参加する。
力士とファンの交流を目的に、本場所のない偶数月に全国各地で行われている興行。ご当地開催を心待ちにする大相撲ファンは全国に数多く、同市で催されるのは24年ぶりのこと。
当日は9時に開場し、呼出しが寄せ太鼓を響かせると、まずは公開稽古がスタート。力士たちが鍛錬に汗を流す合間を見計らってサインをもらったり、一緒に写真撮影してもらうこともできるという。
取組が始まるのは11時頃で、まずは幕下以下の力士から開始。取組の間には、二人の力士が相撲の禁じ手や珍しい決まり手をコミカルに実演しながら紹介する「初切(しよっきり)」や巡業名物の囃子歌「相撲甚句(すもうじんく)」などが披露される。
それらが終わると、いよいよ13時半頃からは絢爛豪華な化粧廻しを締めた幕内力士が次々と登場。最後に太刀持ちと露払いを従えた横綱が土俵入りして、迫力満点の幕内取組がスタートする。15時頃に結びの一番が終わると、1日を締めくくる弓取式が行われて興行が終了する。
チケットは全席指定で、記念座布団付タマリ席や二人マス席、イス席、2階席など席種により5,000~27,000円。一般発売は10月1日からだが、これに先立つ9月16日9時~14時には同体育館で先行販売を実施。当日8時から整理券を配布し、1人6枚まで購入できる。問い合わせは平日10時~15時に大相撲播州赤穂場所実行委員会(電話0120-158-200)。