【姫路市】開館50周年の日本玩具博物館で世界のクリスマス展 パイプオルガン演奏会や絵本朗読会も

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 今年で開館50周年を迎えた姫路市香寺町の日本玩具博物館で、特別展「世界のクリスマス・祈りと喜びの造形」が開かれている。
 同館は、館長の井上重義さん(85)が収集した郷土玩具約5千点を披露するため、1974年に自宅の一部を開放して展示したのが始まり。半世紀を経てその規模は、寄贈品も合わせて世界160カ国の玩具約9万点を所蔵するまでに大きくなっている。

「サントン人形・キリスト降誕の箱庭“クレーシュ”(フランス・プロヴァンス地方)」

 特別展は「クリスマス・祈りと喜びの造形」と「ヨーロッパ・クリスマス紀行」の2つのテーマに分け、世界55カ国の1千点を展示。
 祈りと喜び─では、「待降節のカレンダー」「光の造形」「キリスト降誕人形」「クリスマスの贈り物配達人」「クリスマスツリー」「自然素材のオーナメント」の6つの項目で造形の意味とデザイン様式を探り、ヨーロッパ─では、欧州各地のクリスマス飾りの特徴を詳しく紹介している。

 会期中には関連イベントとして▽12月15日14時~・15時~=手作り超小型パイプオルガンの調べ▽15日・22日14時半~=ギャラリートーク▽22日13時半~・15時~=クリスマス絵本朗読会─も催す。同館は「クリスマスを待つ喜びを感じてほしい」と参加を呼びかけている。
 来年1月26日まで。開館時間は10時~17時、入館料は一般600円、高・大生400円、子ども(4歳以上)200円。同博物館(電話079-232-4388)。

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