福崎町長選は4月18日に告示され、無所属・現職の尾崎吉晴氏(67)=自民、公明推薦のほかに立候補の届け出がなく、無投票での再選が決まった。尾崎氏の無投票当選は2回連続。
選挙カーで町内を巡回し、17時すぎに同町福田の事務所へ戻った尾崎氏は、支持者らに拍手で迎えられ、「選挙の選択肢がなかったことは残念だが、これまで以上に住民の声に耳を傾け、活気にあふれ風格のある住みよいまちの実現へ全力で取り組む」と決意の弁。
2期目の目標には、教育環境の充実と子育て支援、災害に強い安全安心のまちづくり、住宅を建てやすくする都市計画の緩和、JR福崎駅へのアクセス道路の強化─を掲げる。このうち子育て支援では、1期目に高校生の医療費無料化を実現しており、今度は給食費の無料化を目指す。尾崎氏は「4年間で何とか道筋を付けたい。ふるさと納税を増やして財源を確保できれば」と話している。
尾崎氏は姫路工業大(現・兵庫県立大)卒業後に同町入り。副町長だった2019年、前町長の急逝を受けた選挙に地元経済界や多くの町議に推されて立候補し、無投票で初当選した。同町田口。