任期満了に伴う相生市長選は5月12日に告示され、無所属で現職の谷口芳紀氏(75)が無投票で7回目の当選を決めた。谷口氏の無投票当選は、2004年の2選目から6回連続。
同市長選では、告示まで1週間を切った段階で急遽、同市にゆかりのない元県議が「無投票を阻止したい」と立候補を表明。告示日の朝に立候補届けを提出したが、夕方になって取り下げたため、立候補締切の17時時点で候補者は谷口氏一人となり、そのまま谷口氏の無投票当選となった。
谷口氏は7期目の市政で山陽自動車道でのスマートインターチェンジ設置と全国初でもある民設民営の新美化センター整備に注力する考え。
谷口氏は同市那波野出身。淳心学院中・高、慶應義塾大法学部卒業後、河本敏夫衆議院議員秘書を経て、2000年の市長選で初当選した。相生駅での新幹線ひかり停車全面復活や、幼・保・小・中の給食無償化など他市町のモデルになっている数々の子育て応援施策に取り組んできた。