たつの市の行政、経済界トップが首都圏で活躍する地元出身者と交流する3年振りの「東京たつの懇話会」が10月19日、東京都千代田区の都市センターホテルで開かれた。
旧龍野市時代から続く行事で、今年で23回目。上京組、在京組を合わせて61人が参加した。
山本実市長は開会冒頭に、龍野インターチェンジ周辺での企業誘致や山陽本線竜野駅の周辺整備などを挙げて「たつの市政は着実に進化し続けている。社会構造が著しく変化する今こそ、発想の転換で新しいことに挑戦するチャンスだ」とウィズコロナのまちづくりにやる気の挨拶。市政ビデオ鑑賞や市職員による市政PRプレゼンに続く懇親会では、たつの市御津町中島産の神力米で作られた「龍力 神力」で乾杯。和やかな雰囲気の中、相互に情報交換し、最後に参加者全員で童謡「赤とんぼ」を斉唱して締めくくった。
また、懇話会に先立っては「たつのふるさと親善大使」の委嘱式を実施。力士やプロサッカー選手などに続く7人目の親善大使として、人気お笑いコンビ「インディアンス」のボケ担当、田渕章裕さん(37)に白羽の矢を立て、山本市長が委嘱状を交付した。
委嘱式では山本市長が「次こそは絶対にM─1で優勝して明るい話題を届けて」とエール。実家が新宮町で素麺製造業を営んでいるという田渕さんは、「自分自身も揖保乃糸を勉強し、素麺好きの人から徐々にたつのファンの輪を広げていきたい。皆さんと一緒に作戦を考えたい」と謙虚に語りつつも、「毎年毎年、誰が優勝しまわりよんどいや。今年の優勝はインディアンスや」と播州弁でM─1への意気込みを見せた。