犯罪や非行に走った人々の立ち直り支援(更生保護活動)で地域の安全・安心づくりに寄与する姫路市保護司会が、関係者約130人の参加のもと、総会を姫路市内のホテルで開いた。
同市は近畿でもトップ級という約220人の保護司数が示す通り、更生保護活動の熱心な地域。今年度も新たに18人が加わった。それでも総体的に高齢化が否めず、保護司の安定確保は継続課題。
このことから長岡晃澄会長は、総会挨拶で「明るい社会づくりのためにも、私たちの役割を広く伝え、より多くの仲間を増やさねば」と述べ、同時に「今年も利他の思いを持って取り組む」と抱負。
また事務局からは、被支援者の社会復帰の一助として、「兵庫県立山の学校」(宍粟市山崎町五十波)を紹介。同校の田中裕一校長が「体験活動を通じた青少年の健全育成が理念。週末里親制度もあるので、必要な人に必要な情報を届けてほしい」と呼びかけた。
このほか、今年度の顕彰者として、鹿谷中校区・大江廣明氏と夢前中同・岸田邦弘氏が藍綬褒章、安室中同・前田茂樹氏と東光中同・平野郁史氏が法務大臣表彰を受けたことを報告した。