兵庫県立大学が龍野商工会議所と産学連携で地域産業の活性化を図る協定を結んだ。県立大の畑豊副学長と龍野商議所の頃安雅樹会頭が5月29日、協定書に調印した。
県立大の商議所との協定は、姫路、神戸、高砂に続いて4例目。主に①地域産業の振興と地元企業の育成、②まちづくり等の地域振興、③企業の人材育成、④域内企業間の交流・連携の促進─の4項目で協力しあう。
調印式では、畑副学長が「従来の産学連携は教員と企業との組み合わせが多かったが、これからは組織同士で取り組むべき。会員企業の特色ある技術を有効活用したい」と意義を強調。頃安会頭は「たつのには食品や皮革など地場産業のほか、大手企業の工場も多い。それらの技術力、商品力を結集して播磨全体を活性化するためにも大学に旗振り役となってもらいたい」と期待を述べた。