姫路市は行政情報の発信力アップのため、本庁舎6階に映像の撮影や編集、ナレーション収録など動画制作の作業に対応したスタジオをこのほど開設した。
北別館リニューアルに伴う配置換えで生じた約80平方メートルの空室を活用、1300万円かけて防音対策を含む改装を施し、700万円で撮影用カメラや録音マイク、照明設備、編集用パソコン、天吊プロジェクターなどを揃えた。自治体が庁舎内で動画制作の専用スタジオを所有するケースは、都道府県レベルでは群馬県に事例があるが、市町村レベルでは全国でも初めてという。
今後、各課の職員が〝動く広報ひめじ〟を自ら作成し、YouTubeの公式チャンネル「ひめじ動画チャンネル」に逐次掲載していくほか、昨年度から始まった中高生動画コンテストで、生徒らに作品制作の場として活用してもらう考え。
清元秀泰市長も、YouTubeにアップする自身の動画番組「ひでぺでぃあ」の撮影場所を従来の市長応接室から同スタジオに移す。清元市長は「職員たちと姫路の未来に繋がるコンテンツを創作していきたい」と話している。