姫路市は、急な病気や怪我で救急車を呼ぶべきか迷った時に看護師からアドバイスを受けられる電話相談「救急安心センターひめじ(#7119)」の運用を開始した。
365日24時間体制で看護師や相談員が症状を聞き取って緊急受診の必要性を判断、緊急性が高い場合は救急車の出動要請を助言し、低い場合でも受診可能な医療機関を案内する。
同市内の119番件数は、2021年に約2万5千件だったのが22年には1.2倍の3万件超となり、以後も増加傾向にあることから、市消防局の負担を軽減しようと導入した。軽症者の救急搬送割合を減らすことで救急医療機関のひっ迫も回避できる。
県内では神戸、芦屋市に次いで3例目。啓発チラシの全戸配布や医療機関でのポスター掲示のほか、PR動画も活用して市民の周知を図っている。