アニメやゲームの登場人物に扮する〝コスプレイヤー〟たちが世界中から集まる「世界コスプレサミット」のプレイベント「姫CON(コン)2024」が3月23、24日、姫路市全域で開催されることになった。清元秀泰姫路市長がアンバサダー(広報大使)に就いた。
同サミットは、2003年から名古屋市で続いている世界最大のコスプレイベント。今年も8月上旬に開かれて33カ国の出場者の中からコスプレ世界一を決めるが、姫コンは日本代表コスプレイヤーの選考会との位置付け。姫路で定着しているコスプレイベント「ひめじSubかる☆フェスティバル」の関係者らで構成する実行委員会(委員長=長尾真・神姫バス社長)が主催する。
姫コンは、姫路城や姫路駅北にぎわい交流広場、市立美術館など市内各所を撮影スポットに設定し、コスプレイヤーたちに市民や観光客との交流を楽しんでもらうほか、23日にアクリエひめじ(姫路市神屋町)の展示場で代表選考会、24日に姫路駅前の商店街でパレードなどを実施する。
撮影スポットや代表選考会の見学は無料だが、コスプレイヤーとカメラマンは有料参加となっており、主催者は収入の一部を能登半島地震の復興支援金として寄付するという。また、神姫バスはコスプレイヤーが撮影スポットを巡るループバスを運行して協力する。清元市長は「姫路をコスプレの聖地にしたい」と意気込んでいる。