たつの市の市制施行20周年を記念したオリジナルフレーム切手が4月10日から売り出される。1市3町が対等合併して誕生した同市各地域の魅力を発信しようと龍野郵便局が企画製作したもので、図柄の写真は同市が提供した。このほど切手が刷り上がったことから、龍野郵便局の松末真徳局長が同市役所を訪れて山本実市長に完成品を贈呈した。
切手はすべて85円で、一橋徳川家の庄屋を務めた豪農・堀家(龍野町)の住宅や長崎から江戸へ向かう際に室津へ立ち寄ったシーボルトも絶賛した景観を誇る賀茂神社(御津町)、円形周溝墓や弥生戦士の墓などが復元されている新宮宮内遺跡(新宮町)など名所8枚と市章、20周年記念ロゴマーク各1枚の計10枚がセット。切手とは別に、観桜シーズンの龍野城や紅葉シーズンの東山公園、朝焼けに染まる新舞子浜など風景写真4枚もシールになっている。
完成品を受け取った山本市長は「20年の節目にふさわしい切手ができてうれしい。これから『たのし たつの市 輝く未来へ』をキャッチコピーに、市民と一緒に記念事業を展開していくので、楽しみにしてほしい」と話した。
1シート1,600円(税込)で限定300シート。簡易郵便局を除く市内18郵便局と郵便局のネットショップで取り扱う。問い合わせは龍野郵便局(電話0570-943-625)。